副業Webデザイナーが稼ぐために!レベルに応じた案件とスキルとは?

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今の会社に勤めながら、給料にプラスして収入が入ってきたら嬉しいと思う人も多いはずです。

「あと5万円くらい収入があれば…」、「欲しいものを買うために節約しないと…」と悩んでいる人には、副業で稼ぐのがおすすめです。

会社からもらえる給料は毎月決まっていますが、副業なら成果や作業量に応じて臨時の収入が入ります。

収入アップだけでなく、自分のスキルアップにもつながり、将来的に独立する選択肢も見えてくるはずです。

今回は副業でデザイナーをしながら、収入アップを目指すコツを紹介します。

今の収入より数万円多く稼ぐことができれば、旅行も欲しいものも手に入ります。

副業デザイナーとして稼ぐコツ、解説するのでぜひ読んでいってください。

副業で始めるならWebデザイナーがおすすめの理由

Webデザイナーと聞くと、センスや絵心がなければ難しそうに感じるかもしれません。

実はWebデザイナーはセンスや絵心よりも、論理的な思考、人間の行動心理を前提として考える力の方が重要な業種です。

また、プログラミングスキルやマーケティング知識などを持っていれば、幅広い活躍を期待できる仕事でもあります。

そしてスキルを身に付け、仕事の幅が広がるほどに副業として稼げるようになります。

では、Webデザイナーを副業として始めるなら、どのようなスキルが求められるのでしょうか。

  • HTML・CSSなどのコーディングスキル
  • IllustratorやPhotoshopなどのデザインツール
  • Webマーケティングスキル
  • WordPressなどのサーバー運用の知識

非常に幅広いスキルが求められており、不安に感じる人もいるでしょう。

ですが、デザイナーとして働き始めるのであれば、最初から全てを扱える必要はありません。

コーディングスキルやデザインツールを扱えれば、報酬の単価は低くても受けられる仕事はたくさんあるからです。

まずはどれかのスキルを身に付け、クラウドソーシングなどを利用して簡単な仕事からこなしてみましょう。

副業としてスキルを活かしながら、新たなスキルを身に付けていくことで徐々に仕事の幅を広げ、稼げる案件を狙っていくのがおすすめです。

Webデザイナーは今なら独学やオンラインでの学習方法も豊富にあるため、初心者でもやる気さえあれば始められる仕事です。

多くの先輩Webデザイナーから知識や経験を学び、自分の実力に繋げてください。

副業として始めるなら学べる機会も多く、自分のスキルアップにもつながるWebデザイナーはおすすめの仕事です。

Webデザイナーのレベルに応じた案件とは

Webデザイナーとして活躍している人でも、最初からなんでも出来たわけではありません。

初心者の時代に多くの経験を積み、自分のスキルをブラッシュアップすることで活躍できるようになるのです。

ではWebデザイナーのレベルによってどのような案件がおすすめなのでしょうか。

それぞれ初心者、中級者、上級者で分類して紹介します。

初心者向けの案件

まずWebデザイナーとして初心者、または駆け出しの方向けの案件はどのようなものか見ていきましょう。

初心者のうちからいきなり難易度の高い依頼、多くの工程を必要とする案件は避けた方が無難です。

初心者向けの案件としては、身に付けたHTML・CSSなどのコーディングスキルをアウトプットできる案件がよいでしょう。

具体的にはWordPressサイトのカスタマイズ、プラグインの導入・最適化などの案件がおすすめです。

こうした依頼は1件当たり5000円程度から依頼があり、必要としているクライアントも多いため、比較的見つけやすいのも特徴です。

副業として続けていくなら、普段の会社での業務の支障とならない仕事量から始める必要もあります。

その点から見ても比較的短時間でできる案件をこなし、Webデザイナーとしての経験を積んでいくのがおすすめです。

中級者向けの案件

次に中級者向けの案件についても見ていきます。

中級者からはPhotoshopやIllustratorも駆使して依頼を行うのがおすすめです。

具体的にはバナー制作、ロゴ作成、チラシのデザインなどです。

バナー制作では企業広告の作成、商品紹介などの作成のため、Photoshopを使用します。

ロゴ作成は企業のイメージを表現するとともに、クライアントの要求に応える必要があります。

IllustratorやPhotoshopを活用し、企業に合わせたロゴを作成するものです。

バナー制作は5000円程度から、ロゴ作成は3万円程度からの案件が多く、効率的にこなすことが出来れば大きな収入源にもなります。

クラウドソーシングサイトでは、ロゴ作成がコンペ方式で依頼に出されていることも多いです。

競争率は高いですが実績と経験を積むためにも、クラウドソーシングのコンペなどを利用してみてください。

上級者向けの案件

最後に上級者向けの案件をチェックしていきましょう。

こちらは経験を積んで自信のある人、複数のスキルを持っている人向けです。

具体的にはWordPressで一からサイトを作成、サイトのコーディングなど高度なプログラミング知識が必要となるものです。

こうした案件は1件当たり10万円からのものが多く、その分だけ難易度の高いものも多くなります。

上級者向けの案件は多くの工程、長い時間をかけて制作するものですから、副業でやるには多くの苦労が伴うでしょう。

メインとなる仕事と副業との兼ね合いを調整し、無理のない範囲で仕事をしてください。

副業Webデザイナーの仕事の見つけ方

副業Webデザイナーの仕事の見つけ方についても見ていきます。

メインとなる仕事をしながら副業をするなら、メインの仕事を圧迫しないように仕事を選ぶ必要があります。

副業での仕事の見つけ方でおすすめなのは次の方法です。

  • クラウドソーシングに登録
  • 友人・知人などの人脈を活用
  • SNSやブログでの情報発信
  • コンテスト・コンペに参加
  • ネットショップの開設

クラウドソーシングに登録

クラウドソーシングは副業を始めるときに、多く人が最初のステップとして利用しています。

クラウドソーシングでは多くの人が副業やフリーランスとして登録し、多くの企業が不特定多数に向けて案件を募集しています。

大手であるクラウドワークスは登録者100万人、ランサーズなら登録者50万人を超えており、企業の案件も日々アップデートされているため、仕事も見つけやすいでしょう。

始め方も必要事項を入力して、その日のうちにスタートできるため気軽に利用できます。

仕事開始のタイミングも自分で選べるため、Webデザイナーの副業としてスタートするなら良いツールです。

ただし、注意したいのは比較的低単価の案件が多い点です。

クラウドソーシングは多数に向けて初心者~上級者まで募集しており、直接依頼される場合より低単価の案件が多い特徴があります。

また案件の契約金額から20%程度がクラウドソーシングの手数料として差し引かれ、実質的な手取りは8割程度になってしまいます

つまり、5万円の案件を受けても報酬は4万円になる計算です。

すべての依頼が低単価なわけではなく、実績を積み上げることで他の登録者よりも有利な仕事を受けやすい傾向はあります。

副業としてクラウドソーシングで実績を重ね、高単価の案件を受注できるように頑張ってみてください。

友人・知人などの人脈の活用

クラウドソーシングよりも始めやすい方法として、友人・知人を頼る方法もあります。

友人・知人なら相談もしやすく、事情も理解してくれているケースが多いためです。

良好な関係を維持していれば、継続的な仕事依頼に繋がることもあります。

さらに、友人によっては他の仕事を持ってきてくれることもあり、直接依頼で高単価になる可能性もあります。

副業と将来的な独立まで見据えるなら、友人・知人と良好な関係を築き、仕事に繋げられるようにしましょう。

ただし、身近な人間関係から仕事をもらう場合でも、注意すべき点はあります。

関係が近すぎると単価交渉がしにくくなり、仕事を安く請け負ってしまう可能性があることです。

副業とはいえプロとして臨む以上、それに相応しい報酬は必要です。

近しい関係だからこそ仕事を頼みやすく、反面で相手に気を使って安請け合いをしないように注意してください。

SNSやブログでの情報発信

現代ならではの仕事の見つけ方として、ブログやSNSを通した情報発信も有効な手段です。

ブログもSNSも仕事と異なり、自分のペースに合わせて情報発信でき、簡単に個性を出しやすいツールです。

フリーランスで活躍するWebデザイナーも自身のブログを持ち、デザインを公開しています。

自分だけのブログやSNSを持つことは、多くの人にデザインを見てもらう機会となり、人の目に触れれば依頼にも繋がります。

またデザインだけでなく自身の言葉でメッセージを発信し、クライアントに人間性を把握してもらう機会でもあるのです。

さらにブログを利用する方法はアクセス数増加で収入源となる可能性も見出せます。

SEO対策をしたうえで、アナリティクスの解析などマーケティング知識も必要ですが、上手くいけば高単価の仕事に繋がるチャンスです。

ブログやSNSは積極的に利用してみてください。

ただし、注意したいのはブログやSNSによって身元が把握されたり、職場に副業がバレるリスクがあることです。

副業を始める前に会社は副業OKかどうかをチェックすること、身元がわかるような情報をネット上に残さないことが非常に大事です。

会社の規定を無視した副業は懲戒処分の危険があります。

身元が特定できる情報の流出は、自分だけでなく家族や周囲の人間にも影響を与えるため、十分な注意が必要だと理解してください。

コンテスト・コンペに参加

コンテストやコンペに参加するのも、仕事を見つける効率的な方法です。

コンペでは優勝者はもちろん、仮に採用されなかったとしても次の仕事に繋がる可能性も高いからです。

特にコンペやコンテストで優勝すれば、報酬がもらえるだけでなく、知名度が上がって依頼が舞い込む可能性も高まります

当然高い実力も必要となりますが、現在の実力を把握する機会になり、入賞できれば自信にも繋がります。

コンペやコンテストに参加することによるデメリットはないため、実力に自信がついたら挑戦してみてはどうでしょうか。

ネットショップの開設

ネットショップの開設はWebデザイナーとは直接関りがある仕事ではありませんが、人に好まれるデザインを学ぶ場だと考えてください。

ネットショップで自分のデザインしたアイテムを販売し、色使いやデザインの違いによる効果を判断できます。

デザインの練習と副業としての収入を兼ねて、ネットショップで自分の考えたデザインを販売してみてはどうでしょうか。

Webデザイナーの価値を高めるスキル

Webデザイナーにとって必須とも言えるスキルは、HTML・CSSのコーディングスキル、Illustrator・Photoshopを使用したデザインスキルが代表的です。

それ以外にWebデザイナーとしての自分の価値を高めるには、どのようなスキルがあるのか見ていきましょう。

  • WordPressを扱うスキル
  • JavaScriptスキル
  • サーバー管理スキル
  • Webマーケティング知識

WordPressを扱うスキル

WordPressとは世界のCMS(コンテンツ管理システム)の60%を占めているブログソフトウェアです。

インターネット上のブログやサイトの3分の2近くはWordPressで出来ているわけです。

つまりWebデザイナーとして幅広い仕事を請け負うなら、WordPressを扱えなければならないと言えます。

Webデザイナー初心者のうちから、WordPressのサイトカスタマイズやプラグインの扱いを学んでおきましょう。

WordPressは拡張性が高いソフトウェアであるとともに、自由にカスタマイズするには高いスキルも必要とします。

HTMLとCSSスキルに加え、PHPというプログラミング言語にも精通している必要があります。

難易度は高くなりますが、Webデザイナーとして独自性を発揮し、収入の大幅アップを狙うならWordPressのスキルは覚えておきたいところです。

JavaScriptスキル

JavaScriptという名前を聞いたことがあるでしょうか。

これもプログラミング言語の1つで、Webサイトにモーションをつけることができ、サイトの使い勝手に関係します。

HTMLやCSSは使えても、JavaScriptを扱えるWebデザイナーはそれほど多くないため、基礎的な部分だけでも理解していると非常に重宝されます

完全にマスターするには多大な時間と努力が必要ですが、そこまででなくても基礎的な部分がわかるだけで他者との違いを印象付けられるでしょう。

扱えれば選択できる仕事の幅が大きく広がるので、ステップアップを目指すならJavaScripを学んでみてください。

サーバー管理スキル

クライアントの中には手つかずのサイトをWebデザイナーに一任し、サイト全般の管理を依頼してくるケースもあります。

そうした場合に備えて、サーバー管理スキルは覚えておくと便利です。

レンタルサーバーやドメイン、データベースに関わるMySQLなどサーバーに関する知識を持ち、クライアントにも相談しながらサーバー管理します。

サイトの成長に合わせてサーバーの乗り換え、複数ドメインによるサイトの運営など、その都度クライアントに提案しましょう。

サイトの運営、サーバー管理には手間こそ掛かりますが、その分だけ高い報酬も望めます。

デザインスキルとともに、サーバー管理に関する知識・スキルも学ぶのがおすすめです。

Webマーケティング知識

Webマーケティング知識はWebデザイナーと切っても切り離せない部分でもあります。

WebマーケティングにはSEOを意識するだけでなく、様々なスキルを複合的に活用し、情報から顧客のニーズを読み取る必要があります。

  • GoogleAnalytics
  • コンテンツマーケティング
  • コピーライティング

上記は一部ではありますが、Webマーケティングに必要な知識の例です。

GoogleAnalyticsではPV、CVR、UU、セッション数などから、ユーザーの検索意図を読み取る必要があります。

また売り上げの目標となるKPIの設定など、マーケティングについても理解しなければなりません。

Webマーケティングは掘り下げようとすると非常に深い見識が求められます。

すぐに覚えられなくても少しずつでも学んでいくと、クライアントからの信頼も高まるでしょう。

まとめ

Webデザイナーを副業として稼ぐためのポイントについて紹介しました。

スマートフォンの普及の影響もあって、Webデザイナーに求められるスキルは多様性を増しています。

HTML・CSSを扱えるだけでなく、デザインスキル、プログラミング言語など付加価値をつける重要性が高まっているのです。

Webデザイナーの活躍の幅は今後も広がりを見せ、多くの企業で求められる人材となるはずです。

副業として稼いでいく中で色々なスキルを身に付け、Webデザイナーとしての個性を持てれば、より大きな仕事に繋がることになります。

基礎からコツコツと学び、自分の強みとする部分を見つけて、どんどん活躍していってください。

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