インフルエンサーが事務所に所属する方法|事務所選びのポイントも紹介

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インフルエンサーとして活動していくために事務所への所属を考えている方へ向けて、事務所へ入る方法を紹介します。

また、事務所に入ってから後悔することがないように、事務所を選ぶポイントや事務所へ所属するメリット・デメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

事務所に入る方法

インフルエンサーが事務所に入る方法は、主に3つあります。事務所へ入るにはどのような方法があるのか確認し、ぜひ自分に合った方法で事務所への所属を目指してみて下さい。

事務所に応募する

まず、一つ目は事務所に応募するという方法です。公式サイト上でインフルエンサーの募集を出している事務所は、珍しくはありません。気になる事務所があるのであれば、インフルエンサーの募集が出ていないか一度公式サイトをチェックしてみると良いでしょう。

事務所によって応募に必要となる情報は異なりますが、基本的には次のような基本情報を入力するだけで簡単に応募ができるケースが多くなっています。

必要事項
  • 名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • アカウント名

空いた時間でササっと応募できるので、事務所に入りたい方は一度トライしてみると良いでしょう。ただし、応募すれば必ず事務所に所属できるというわけではないことは、頭にいれておかなければいけません。

応募後は担当者から連絡が来て、審査に通過すれば晴れて事務所に所属という形になります。

オーディションを受ける

二つ目は、オーディションを受けるという方法です。インフルエンサーとして活躍していきたい方を対象にしたオーディションが開催されていることもあるので、情報を見逃さないようにこまめにチェックしておきましょう。

オーディションは競争率は高いですが、グランプリや賞に輝くと事務所に所属できるだけでなく様々な特典が受けられることも珍しくありません。無料でレッスンが受けられるなど今後の活動を支援する手厚いバックアップが特典として用意されているケースもあり、活躍の幅も広げていきやすくなるでしょう。

受けるオーディションによって今後の活動の方向性も変わってくるので、募集内容はしっかり確認しておきましょう。

その他、募集対象・審査方法・特典などもオーディションによって異なるので、オーディション概要をしっかり確認したうえで自分にあったオーディションに応募してください。

スカウトされる

3つ目は、スカウトを受けて事務所に所属する方法です。事務所へ所属していなくても、インフルエンサーとして活動することは可能です。

地道に活動を続けて人気が出てくると、事務所側からスカウトされることがあります。

オーディションや応募のように審査を受けることなく事務所への所属を目指したいという方は、コツコツ登録者やフォロワー数を増やしていきスカウトを待つのも一つの手でしょう。

ただ、登録者やフォロー数が何人に達成すればスカウトが来るといったような明確な基準があるわけではないので、スカウトが届くまで根気よく努力を続けていく必要があります。

事務所選びが大切

事務所に入ると、インフルエンサーとしての活動をサポートしてもらえるなどメリットがたくさん得られます。しかし、どこの事務所でもいいからとにかく所属すれば活動がしやすくなるのかというと、決してそういうわけではありません。

事務所と一言で言っても、各事務所によってそれぞれ特徴は異なります。 自分に合わない事務所に入ってしまうと、逆にインフルエンサーとして思うような活動ができない可能性もあります。

事務所に入ってから後悔することがないように、 事務所選びは慎重に行っていきましょう。

事務所を選ぶポイント

では、事務所を選ぶときは何に注目すれば良いのか、ポイントを紹介するのでぜひ参考にしてください。

希望に合った活動ができる

事務所を選ぶうえで、自分のやりたいことが実現できるのかという点はとても大事です。

インフルエンサーとして活躍していきたいと考えている方の中でも、それぞれ目指している方向性は違うはずです。

インスタグラムを中心に活躍したい 。

TikTokをメインにやっていきたい 。

いろいろな希望があるでしょう。

事務所によって、それぞれ強みとする分野は異なります。

例えば、インスタグラムを中心に活躍したいと考えているのに、TikTokに強みを持つ事務所に所属すると思うような活動ができないかもしれません。

また、同じYouTubeを得意としている事務所でも、若者向けのコンテンツ作りに強い事務所、大人向けのコンテンツ作りに強い事務所というように、ターゲット層が異なる場合もあります。

自分のジャンルに合った事務所か

この点は自分の持ち味を活かして発信を続けていくためには、必ず確認しておかなければいけません。

所属しているインフルエンサーの顔ぶれを見ることで、どのようなジャンルに強みを持つ事務所なのかある程度見えてくるはずです。

各事務所が何を強みとしているのか、自分のやりたいことが実現できそうか、しっかりと確認するようにしておきましょう。

サポートが充実しているか

事務所に所属するメリットの一つは、サポートを受けながら活動ができることです。

インフルエンサーの活躍をバックアップするために、事務所ごとに様々なサポートが用意されています。

サポート例
  • 案件の紹介
  • コンテンツ制作支援
  • スキルアップのサポート など

サポートが充実しているほど、インフルエンサーとしての活動も進めやすくなるはずです。

事務所によってサポート内容は異なるので、十分なサポートが用意されているのか確認しておくと良いでしょう。

契約内容が明確である

契約内容が曖昧なまま契約を結んで後に事務所とトラブルに発展してしまうことがないように、契約内容が明確になっているかしっかり確認しておきましょう。

特にマネジメント料の確認は大切です。収入にも関わってくる部分になるので、マネジメント料としてどれぐらい事務所に払わなければいけないのか確認しておいてください。また、1社のマネジメント料を見ただけでは適正な料金に設定されているのか判断ができないので、何社か見比べ妥当な料金なのか確かめると良いでしょう。

他にも気になる事項が曖昧にされていないかしっかり確認し、不安のない状態で契約を結ぶようにしましょう。

事務所に所属するメリット

事務所に所属することはメリットがあると紹介しましたが、具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

企業案件が獲得しやすくなる

企業案件はインフルエンサーとしてかなりの人気がなければ獲得しにくいものですが、事務所に所属することで企業案件が獲得しやすくなります。

なぜなら、事務所に所属していると事務所スタッフが営業をして、案件を取ってきてくれるからです。普段から営業活動をしていて交渉にも慣れてるスタッフが対応してくれるので、不当な条件で契約を結ばされる心配もありません。

また、事務所に企業案件が届くこともあり、依頼された案件を事務所から紹介してもらえる可能性もあります。

企業案件は単価が良いものも多く、企業案件が獲得できれば収入アップも見込めます。企業案件を獲得しやすいのは、インフルエンサーとして活躍していくうえで大きなメリットになるでしょう。

コンテンツ制作に集中できる

事務所に所属していると事務作業や雑務等を代行してもらえることもあり、集中してコンテンツ制作に取り組むことができます。

通常、一つのコンテンツを作るには、かなりの時間と労力がかかるものです。

例えば、YouTubeに上げる動画を一本つくるにしても、撮影の許可取りや日程の交渉、機材の準備など撮影や編集以外にもやらなければいけないことはたくさんあります。

事務所に所属することで、このような雑務等に割く時間をなくし、コンテンツ制作に注力することができます。

登録者やフォロワーを増やしやすい

インフルエンサーとして活動していく中で、チャンネルの登録者数やSNSのフォロワー数はとても大事になります。登録者数やフォロワー数が多いほど影響力の高い人物だと認められ、仕事の幅も広がっていくでしょう。

とはいえ、登録者数やフォロワー数は簡単に伸ばせるものではなく、行き詰ってしまうこともあるのではないでしょうか。

事務所に所属していると、コンテンツ制作に関する様々な相談が行えます。チャンネルの登録者数やフォロワー数を伸ばしていくためにどのような形で発信をしていけばいいのか確かな知識を持っている方にアドバイスをもらうことができ、最良の形で活動を行っていけるでしょう。

また、同じ事務所に所属するインフルエンサー同士でコラボすることもでき、違ったファン層へのアピールもしやすくなります。

有名な方とコラボができれば、一気に認知度を上げることもできるでしょう。

活動を幅広くサポートしてもらえる

インフルエンサーとして活動を続け人気が出てくると、発信以外にもグッズを制作したりイベントを開催したりと活動の幅が広がっていくことがあります。

このような発信以外の活動をサポートしてもらえるのも、事務所に所属する大きなメリットの一つです。

個人で大量のグッズを制作したりイベントを開催するというのは不可能ではありませんが、時間や金銭面を考えると簡単なことではありません。

その点、事務所に所属しているとサポート体制が整っているので、アイデアを形として実現しやすくなっています。

トラブルに対処してもらえる

困ったときに手を貸してもらえるのも、事務所に入る大きなメリットになります。

アカウントの停止や誹謗中傷など、インフルエンサーとして活動していく中で様々なトラブルに見舞われる可能性もあります。

個人で活動していると、一人で解決策を探さなければいけません。その点、事務所に所属していると困ったことが起きても、事務所の方に相談してすぐに解決に向けて動くことができ安心して活動を続けやすいでしょう。

また、発信するコンテンツにコンプライス違反等問題がないか事前に確認してもらうこともできるので、事務所に所属することはトラブル発生の防止にもつながります。

事務所に所属するデメリット

紹介したようにインフルエンサーが事務所に所属するメリットは、たくさんあります。ただ、メリットばかりで、デメリットがないわけではありません。事務所への所属が決まってから後悔することがないように、デメリットについても確認しておきましょう。

費用がかかる

事務所に所属すると、マネジメント料として収益の一部が事務所に差し引かれることになります。個人で活動していた頃のように、収益を全額受け取ることはできなくなるので注意してください。

マネジメント料は、収益に対して何%という形で取られるのが一般的です。パーセンテージは事務所によって異なるので、契約前にしっかり確認しておきましょう。

自由度が減る

事務所に入ると、コンテンツの内容によっては規制がかかることもあります。特に過激な内容は規制される可能性が高いので、 過激な内容を売りにしている方は注意が必要です。

また、事務所から紹介される仕事は、時には希望しないようなものであったり発信内容がある程度指定されていたりと、自分の意志にそぐわない仕事を受けなければいけないこともあるかもしれません。

個人で活動していると誰に止められることもなく自分のやりたいことを自由に発信していくことができますが、事務所に入ると全てが全て自由にできるとは限らないということは頭に入れておきましょう。

自分に合った方法を選ぼう

紹介したようにインフルエンサーが事務所へ所属する方法は、いくつかあります。

今すぐ事務所に所属したい方はインフルエンサーの募集をしている事務所がないかオーディションが開催されていないか、早速チェックしてみましょう。自分のペースを大切にしたい方は、個人で活動を続けながらスカウトが来るのを待つのも良いでしょう。

また、事務所を選ぶ際は自分のやりたいことができる事務所なのか、しっかりチェックすることが大切です。方向性の合わない事務所に入ってしまうと、返って活動がしにくくなってしまうこともあるので注意しましょう。トラブルを防ぐため契約前には、契約内容の確認も入念に行ってください。

事務所に所属するメリットとデメリットをしっかりと理解したうえで、事務所入りを目指す方は自分にあった方法で事務所への所属を叶えてください。

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