イラストレーター、おすすめの仕事の取り方7選!しっかり案件を獲得しよう

ビジマサマガジン

「フリーのイラストレーターになったけど、仕事がない」

「イラストレーターの仕事の取り方が知りたい」

イラストレーターとしての第一歩を踏み出したものの、実際に仕事の取り方がわからず、早い段階で挫折してしまう人は少なくありません。

大変な思いをしながらイラスト制作の技術を磨き、晴れてデビューしたのですから絶対に成功したいですよね。

そこで今回の記事では、イラストレーターとして活動中の人に向けて、仕事の取り方と仕事の取り方にまつわる心がけておきたいポイントについて解説していきます。

イラストレーターの仕事、おすすめの取り方7選

さっそくですが、イラストレーターのおすすめの仕事の取り方を見ていきましょう。

効率よく仕事を獲得していく方法について、主だったものを7点ピックアップして解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.イラストレーター向けのフリーランスエージェントを使用する

フリーランスエージェントとは、仕事を誰かに発注したい人と、仕事を請け負いたい人をマッチングしてくれるサービスを言います。

このフリーランスエージェントには、イラストレーター向けのサービスを実施しているところが多数あります。

そして、こちらのサービスではクライアントへの営業活動を代行してくれるだけでなく、単価交渉も合わせて行ってくれるなど、色々なメリットを持っているのが特徴です。

フリーランスエージェントを活用した場合、イラストレーターとしての経験が豊かになればなるほどサービス内での地位が高まりさらに案件が受注しやすくなりますから、長期的な視点でじっくりと取り組みたい人には特段におすすめです。

もちろん、駆け出しのイラストレーターの人にも個々人の実力に見合った案件を紹介、もしくは案件の取り方のアドバイスもしてもらえますので、大きな心配はいりません。

2.クラウドソーシングを利用する

イラストレーターの仕事の取り方で、最もポピュラーと言っても過言ではないのが、クラウドソーシングを利用し案件を獲得することしょう。

クラウドソーシングもフリーランスエージェントと同様、あなたと発注者をマッチングさせてくれるサービスです。

両者の違いは、キャリアコンサルタントによるサポートの有無にあります。

フリーランスエージェントは上で書いたとおり営業や単価交渉を代行でしてくれますが、クラウドソーシングでは、とくにそういったサービスはありません。

ただ、クラウドソーシングの場合は仕事の取り方の自由度が高かったり、初心者向けの案件の募集も多いといったメリットがあります。

そのため、こちらのサービスの使い方も押さえておくとイラストレーターとしての仕事の取り方に多様性が生まれ、結果的に成功への近道となるはずです。

さて、クラウドソーシングとフリーランスエージェントの違いを簡単に述べたところで、クラウドソーシングにおける仕事の取り方を見ていきましょう。

クラウドソーシングでは任意のサービスを選んで登録し、案件に応募していく形式で仕事を獲得していきます。

このサービスを利用するときは、できるだけ登録企業数の多いところを選んでください。

企業数が多いほど案件が豊富となるため、初心者でも仕事が取りやすくなります。

また、サイト内では本人が請け負った案件数が数字であらわされ、実力の一つと判断されることが多いです。

そのため、利用開始をしたばかりのころは、とにかく実績を重ねる作業が必要になります。

はじめのうちは安い単価の仕事をたくさんこなす必要が出てくる可能性もありますが、ある程度、実績ができれば営業がとおりやすくなったり、クライアントの方から依頼をかけてくれますので辛抱強く頑張りましょう。

なお、クラウドソーシングで活動しているイラストレーターはネット上にもたくさんいますから、案件の獲得が上手くいかないときは積極的に相談してみるのもおすすめです。

仕事の取り方の基本的なことについては、気軽に教えてくれるはずです。

3.イラストを直接持ち込む

イラストレーターの仕事の取り方には、イラストを直接持ち込むといった方法もあります。

この仕事の取り方は、いわゆるインバウンド営業と言われるもので、企業の担当者にイラスト集などを渡して評価を受けます。

基本的にその場で回答がなされることはなく、後日、電話やメールなどで合否の判断を受けるのが一般的です。

持ち込みの仕事の取り方は、時間がかかるうえアポイントを取る手間も入りますが、客観的な視点から自分のイラストの評価をしてもらえるといった長所もあります。

仕事の取り方としては面倒な部分がありますが、自身の実力を知る手助けとなる場合が多いはずですから、ぜひチャレンジしてみましょう。

なお、上手くいかなかったとしても担当の人から評価・感想を聞くことができれば、あなたの今後にとって大きな糧となるはずです。

たとえ受からなかったとしても、少しでも多くのことを吸収できる姿勢を維持するよう心がけてください。

4.プロのアシスタントになる

プロのイラストレーターのアシスタントになることも、よい仕事の取り方の一つです。

プロのイラストレーターは基本的に個人、またはごく少人数で仕事をこなしていることが多いため、一度にたくさんの案件を受注できません。

人気のあるイラストレーターほどこういった傾向は顕著で、お世話になっている担当者から誘いを受けたものの、泣くなく断りを入れるということもしばしばあります。

そんなときに、アシスタントといえども信頼のおける人材がいれば、紹介してあげたくなるものです。

雇っている側としても実力がわかっている人であれば自信を持って推薦できますし、自分が目をかけている人の手助けになることから、一石二鳥という考え方にもなります。

さらに、あなたが将来的にその人に恩返しができれば、まさに一石三鳥にもなり得ます。

仕事を得るためだけにプロのイラストレーターのもとで働けとまでは言いませんが、仕事の取り方の一手段として覚えておいてください。

5.ポートフォリオを活用する

ポートフォリオとは、自身が制作したイラストなどの作品を言います。

単純に描いたイラストのみを掲載するだけでなく、実践で使える技術や、描くことのできるジャンルの幅についてもわかりやすくまとめておくとよいでしょう。

ここでは、ゲーム作品のイラストレーターの場合を例にとりますが、キャラクターの性別や年齢は当然として、種族や武器・防具、背景、モンスターなど色々な絵柄がわかれば実力を推し量る材料になります。

イラストのモチーフの種類や技術面での伸びしろがわかるものであれば、企業などの担当者も採用の判断がしやすいはずです。

また、少し話しがそれますが、宗教学や民俗学などの文化的知識も学んでおくと、イラストにも説得力や深みが出てきます。

イラストの世界は、描き手の想像力に強く依存する分野ですし、担当者としてもそういった点に敏感に反応するはずですから、広く勉強しておくことも必要です。

5.イラストレーター仲間から紹介してもらう

イラストレーターの仕事の取り方の中でも、ぜひ押さえておきたいのが同業者から仕事を紹介してもらうということでしょう。

ひと口にイラストレーターと言っても、描けるイラストのジャンルはさまざまです。

人間をモチーフにしたイラストが得意な人もいれば、動物や風景などの自然作品を得意とする人もいるはずです。

このように得意分野は人それぞれですから、声をかけてもらった案件のすべてが自分の画風に合うとは限りません。

そういったときに、親しくしているイラストレーター仲間の中に依頼にマッチしている画風の人がいれば、案件を紹介しようとする可能性もあるはずです。

仕事目的で誰かに近づく行為をことさら勧めるわけではありませんが、プロのアシスタントになるときと同様、こういった流れの仕事の取り方もあるという点は踏まえておくと活動に幅がでます。

仲間できてもすぐに信用しすぎないように

イラストレーターの仲間はネットでの交流以外にも、いわゆるオフ会などを通じて作ることができますから、積極的にアプローチしていきましょう。

ただし、交流を深めていくにつれて保険の勧誘や、自己啓発セミナーなどに誘因しようとしてくる人もいるため、一定の警戒は必要です。

ご自身の身を守るためにも、友人が十分に信頼のおける存在になるまでの期間は、ある程度の距離を空けつつ付き合っていく判断もしてください。

イラストレーター仲間からはオイシイ仕事はまわってこない

イラストレーター仲間から仕事を紹介してもらう方法には若干のデメリットもありますので、こちらも合わせて覚えておきましょう。

イラストレーター同士で仕事を融通し合う場合、当然ですが「オイシイ仕事」がまわってくることは、まずありません。

なぜなら、誰であっても割のよい仕事は自分がこなしたいと感じるからです。

自分にとって利益の高い仕事が欲しい場合は、やはり自分で仕事の取り方を学び、そして実践し続ける努力が問われます。

日々、腕を磨き続けると同時に、効率的な仕事の取り方についても研究していきましょう。

6.実績を作る

イラストレーターが仕事を発注してもらう場合、その人のこれまでの実績が営業力を発揮するということは言うまでもありません。

どんな発注者であっても、実績が乏しい人よりは実績を積んでいる人の方をひいき目に見るはずです。

そのため、デビュー仕立てのうちはとにかく実績を打ち立てていく作業が必須です。

ときには、割の合わない仕事もあるかも知れませんが、駆け出しのうちは、自分の未来のためと思って仕事を請け負い続けましょう。

7.展示会を利用する

みなさんには、展示会を利用した経験はありますか。

展示会では、個人やグループなどの単位でイラストイベントに作品を出品し、仕事につなげていきます。

こちらの方法には、出展の費用が発生するというデメリットがありますが、企画の工夫次第ではクライアントの目に留まることもあるため、イラストレーターの仕事の取り方としては大変おすすめです。

また、クライアントだけでなく、一般の人に注目され画像がSNSにアップした際にも、広く共有される可能性もあります。

たくさんの人に認知してもらえれば、イラストレーターとしての知名度の向上や仕事の依頼数のアップにもよい影響が出るでしょう。

デパートや個展会場にコネがある人や、ある程度の集客力がある人は積極的に企画して、仕事の取り方の一つとして実践していってください。

イラストレーターの仕事を取り方のポイント

イラストレーターの仕事の取り方を解説し終わったところで、案件を獲得していくうえでポイントとなることも合わせてみていきましょう。

イラストを描く力を身につける

イラストレーターの仕事の取り方を実践していくにあたって欠かせないのが、イラストを描く力を身につけることです。

「なにを当たり前のことを」と感じる人もいるかも知れませんが、ここで押さえていただきたいのは、あくまで「売れる絵を描けるようになりましょう」という点にあります。

イラストレーターとして活躍していく以上、自分の画風や好みマッチした絵がいつも描けるとは限りません。

そのため、商業的な価値を追求しながらイラストを学び、そして仕事につなげていく必要が出てきます。

イラストを学習していく際の方法としておすすめなのが「売れっ子」、すなわち流行しているイラストレーターの模倣をすることです。

模倣に関しては、抵抗のある人もたくさんいるかも知れませんが、模倣こそ商業世界における実力向上の近道です。

これはイラストだけでなく、飲食店のコンセプトや洋服のデザインにおいても同様のことが言えます。

アマチュアの世界とは違う世界で戦うこと選択した以上、画風に関してはシビアなスタンスで臨み、ワンランク上の仕事につなげていきましょう。

報酬を時給に換算して意識する

イラストレーターとしての仕事の取り方を身につけるにあたって踏まえておきたいのが、報酬を時給に換算して意識すると言うことです。

なぜならフリーランスの仕事では、一見して報酬が高くとも、いざ仕事に取りかかってみると想定よりも時間が多くかかってしまったということが、往々にして起こるからです。

言うまでもありませんが、仕事の完成までにかかった時価が多ければ多いほど、時給ベースでの報酬が少なくなってしまいます。

つまり、目先の報酬金額だけに囚われていては、結果的に損をしてしまうこともあるということです。

実際、報酬そのものは低くても意外と早く終わり、時給換算ではいつもより高かったという仕事も少なくありません。

仕事に慣れてくれば、依頼を受けた際にどれくらいの時間で完成できるか一定の目途が立てられるようになりますので、自分の能力と天秤にかけ時給を計算しつつ、最も効率的な依頼を見つけていきましょう。

ちなみに、時給換算のクセを身につけるためにおすすめなのが、ストップウォッチを利用することです。

経過時間を1秒単位で可視化することで生産性を上げる意識が高まるほか、短時間で終わったときの自己肯定感アップにも役立ちます。

まとめ

イラストレーターの仕事の取り方には、クラウドソーシングを利用する方法や、プロやイラストレーター仲間から紹介を受ける方法など色々な手段があります。

イラストレーターは多数のライバルとの競争を勝ち抜いていかなければならない職業ですが、あなたが努力をしている限り、きっとチャンスが巡ってくるはずです。

今回紹介したイラストレーターの仕事の取り方を実践してくれたあなたが大きく成長し、そして成功を収めてくれることを祈っています。

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