デザイナーに依頼するときのNGポイントは?修正を減らすためにできることを解説!

ビジマサマガジン

会社でWebデザインやロゴデザインを依頼する際、デザイン制作会社や広告代理店にイメージを上手く伝えることは大事です。

デザインを依頼する際はイメージを共有し、デザイナーと密にコミュニケーションを取ることが成功のカギですが、気をつけなければならないポイントもあります。

本記事で紹介するのはデザイナーに依頼するとき、注意しなければならない「依頼でのNG」についてです。

依頼でのNGポイントは依頼者がしっかり準備し、デザイナー側の事情も考えることで回避できるものがほとんどです。

本記事を参考にすることで、デザイナーへの依頼でやってはいけないことがわかるとともに、依頼での修正を減らすコツについてもわかります。

依頼者とデザイナーでの認識の齟齬をなくすためにも、ぜひ最後まで読んでいってください。

デザイナーに嫌われる依頼者

依頼のNGポイントの解説前に、デザイナーから嫌がられる依頼者について見ていきます。

デザイナーは依頼者からの指示を基にデザインを作成します。

デザイナー側から見たとき、依頼内容によっては戸惑うことや大変に感じる仕事もあるのです。

どのような依頼者がデザイナーに嫌われるのか知り、依頼する際には注意しましょう。

デザインを自分の感性のみでダメだしする

まずデザインに対して依頼者が個人的な感性でダメ出しすると、デザイナーとしてもどうしたら良いのかわかりません。

よりよい作品を完成させるための前向きな意見は良いですが、主観が入りすぎる依頼者はデザイナーに嫌われてしまいます

  • なんとなく子どもっぽいから嫌だ
  • もっと情熱的な雰囲気がいい

建設的な意見なら良いのですが、上記のようなどうしたら良いのかわからない主観的な意見は良くありません。

主観的な意見はあくまで依頼者の個人的な感想なので、デザイナーとしても判断に困るのです。

デザインの目的は依頼者を満足させることではなく、それを見た多くの人にどのようなイメージを与えられるかこそが重要だからです。

デザイナーの作品に意見すること自体は悪くありませんが、依頼者の主観だけの感想は避けましょう。

依頼者以外の第三者の存在を知らせない

依頼者以外の第三者が依頼に関係していることも珍しくありません。

特にフリーランスのデザイナーに依頼するケースであるのが、デザインの依頼者にその上の依頼者がいる場合です。

つまりデザイナーが孫請けのような構図です。

この場合、デザイナーが依頼者に作品を提出しても、最初の依頼者がデザインを受け入れないことも考えられます。

またデザイナーにとって困るのは、依頼者に依頼した人がいることを後で知らされることです。

その場合、デザイナーは元の依頼者の正確な意図が掴みにくく、最悪の場合はリサーチからやり直しになることもあります。

依頼する際には第三者の存在も正確に伝え、デザインの意図が明確に伝わるよう努力することが大事です。

依頼途中での予定変更や理由のわからない修正

依頼内容が決定しデザイン制作に入ってから、「やっぱりこうして」「もっとかっこよくしたい」など

急に予定変更してくる依頼者も嫌われます。

デザイナー側が依頼者のニーズ確認不足やヒアリング不足なこともありますが、依頼者側に問題がある場合もあります。

依頼者がデザインの明確なイメージを持っていない場合に起こりやすく、理由のわからない修正の理由になりやすいのです。

デザイナーに依頼する際は依頼者側も要件を定めて、急な予定変更や修正回数を減らす努力が必要です。

デザイナーへの依頼のNGポイント

デザイナーへの依頼にはやっていけないNGポイントがいくつかあり、ポイントに気を付けるだけで依頼がスムーズに進みやすくなります。

デザイナーとしても仕事がしやすく、コミュニケーションを取りやすい依頼者として記憶に残ります。

次のNGポイントに配慮して、デザイナーとの良好な関係に繋げましょう。

  • デザインのイメージが漠然としている
  • 参考となる資料を準備していない
  • 用途、目的が明確でない
  • 複数の似たようなデザイン案を提出させる
  • 納期を短く設定する

デザインのイメージが漠然としている

デザインには数学のような絶対的な正解はなく、依頼者のイメージをデザイナーが具体化していくことになります。

出来上がったデザインはデザイナーの力量によっても異なり、必ずしも依頼者が満足できるものとは限らないでしょう。

ただし、デザイナーの力量だけでデザインすべての良し悪しが決まるわけではなく、依頼者と明確なイメージを共有できているかどうかも重要なポイントです。

依頼者が明確なイメージを持っていない状態で依頼すると、デザインの方向性が定まりません。

どのようなデザインにするのか漠然としたままでの依頼は、デザイナーにとっては頭を悩ませることになるのです。

特にデザイナーを困らせるのは「おまかせ」のパターンです。

依頼者がデザイナーに全部を任せる、信頼を表しているとも取れますが、デザイナーにとっては最もやりたくない依頼です。

デザインに絶対の正解がない以上、無数にあるデザインを一つひとつ探っていかなければなりません。

デザイナーは依頼者のニーズを0から読み解くことになり、リサーチにも制作にも多くの時間を必要とするのです。

また「かっこよく」「可愛く」「ポップに」など感覚的なイメージも、個人の感性が多いため依頼で伝える際には不適切です。

デザイナーとイメージを共有する際は、参考となる資料を準備し、出来るだけ具体的なイメージを固めてからデザイナーと相談しましょう。

参考となる資料を準備していない

明確なイメージを持っていないことにも繋がる内容になりますが、資料を準備せずに依頼するのもNGポイントです。

依頼者はデザイナー以上にデザインの用途、目的、イメージに精通している必要があります。

デザイナーに依頼するにあたっては、依頼に適した資料を準備してから依頼する必要があります。

デザイナーからしても資料なしで口頭での説明のみでは、明確なイメージを持ちにくいのです。

そのため、依頼者はデザイナーが制作に入りやすいように、制作するデザインの元となる資料を提供するのが一般的です。

きっちりとしたイメージが定まっておらず、「この画像は良さそう」くらいの認識でも構いません。

依頼者がどのようなデザインを求めているのか把握するためであり、参考資料からデザイナーと方向性を話し合っていけば良いからです。

資料を準備せずに依頼すると、デザイナーはヒアリングに倍の時間を必要とするだけでなく、リサーチにも多くの時間が掛かります。

納期を定めて仕事をする以上、制作にかけられる時間が少なくなってしまいます。

結果的に満足できるデザインができない可能性もあるため、依頼者側も事前に資料を準備しておくことが大事です。

資料については現在、データ化してまとめておくのが一般的であり、かさ張ることもありません。

USBやクラウドなどでデザイナーと共有するのがおすすめの方法です。

用途、目的が明確でない

デザインを依頼するなら、そこに何らかのメッセージ性を持たせることを考えるはずです。

Webサイトや印刷物などの用途、どのようなターゲットに見てもらうことを前提にするか考え、最適なデザインを依頼するでしょう。

用途と目的が明確でないデザインは、デザイナーにとっても制作のゴールが不明確になります。

デザインを依頼する際には以下のポイントを抑えて、デザイナーに要件を提示してください。

  • 誰に対して伝えたいのか
  • いつ利用するのか
  • どこで利用するのか
  • 何を伝えたいのか
  • どのような目的で行うのか
  • どのような用途で利用するのか

上記のポイントを伝えることで、デザインの方向性、目的、用途が明確になります。

明確なポイントが示されていれば、デザイナーも条件に合わせたデザインを作りやすく、依頼者にとっても満足度の高いデザインが完成します。

デザイナーに伝えるべきポイントを明確にして、依頼することを心がけてください。

複数の似たようなデザイン案を提出させる

デザイナーにとって嫌なことの1つに、「制作したデザインが没になる」というものがあります。

依頼者の中には複数のデザイン案を制作するよう依頼し、その中か1つを選ぶケースもあります。

しかしデザイナーからすると、時間をかけて制作した複数のデザインから1つしか採用されず、他は没になるということです。

もしデザイン1つを作るために5時間程度を掛かるとすれば、没になった分だけ多くの時間が無駄になったことになります。

このような複数パターンを依頼し、その中から1つを選ぶケースはデザイナーのモチベーション低下に直結します

もしデザインを複数用意するよう依頼するのであれば、何のために複数依頼するのか、使用しないイラストについての対応を伝えることが大事です。

今後別の用途で使用する、デザインが何らかの理由で使用できない時の対策など、利用目的について明言がなければデザイナーにとっても不安です。

また、複数制作した場合の料金についても大事なポイントになるため、契約前にしっかりと話し合うようにしてください。

納期を短く設定する

短すぎる納期設定もデザイナーには大きな負担です。

デザインを1つ完成させるには、リサーチ、ラフ案、下絵、完成品の制作など多くの工程があります。

一つひとつの工程の中でデザイナーと依頼者はやりとりをしつつ、少しずつ修正を加えていくのです。

しかし、納期が短すぎると1つの工程にかける時間を大幅に減らし、双方のやりとりも不十分になる可能性があります。

デザイナーによってテンプレートを用意している人も多いですが、限界は存在します。

そのためデザイナーに依頼するなら、最低でも2週間以上で納期を設定するのが理想です。

特に規模の大きいプロジェクト、制作会社や広告代理店では機動力に乏しいことも多いため、納期はしっかりと相談するようにしてください。

納期を「3日」「1週間」など短く設定すると、その分だけ質は落ち、満足度も低くなるため注意しましょう。

デザイナーと良好な関係を保つには

デザイナーにやっていけないNGポイントがわかったところで、良好な関係を維持するにはどこに気をつければよいでしょうか。

押さえておくべきポイントは次の通りです。

  • デザインのコンセプト、目的などを細かい部分まで明確に伝える
  • 依頼者の個人的な感性でデザインを評価しない
  • デザイン制作に関係する情報をお互いに共有する
  • 余裕を持ったスケジュールを設定し、必要ならデザイナーのスケジュール管理も行う
  • 料金を値切ろうとしない
  • 納品が完了した後、どのような結果になったか報告する

上記のポイントに意識してデザイナーへと依頼してください。

依頼者側がデザインイメージを詳細に検討しており、判断基準を明確化していればイメージの共有は問題ありません。

デザインには最低限2週間はかかるということを理解してスケジュールを組み、必要ならデザイナー側のスケジュール管理やマイルストーン設定も行いましょう。

また、納品完了したデザインはどのように利用されたのか、結果報告も大事です。

そして特に大事なのが料金です。

デザイナーもプロとして仕事に取り組んでいる以上、価格設定は妥当な料金を提示しています。

料金の値切り交渉はデザイナーのモチベーション低下に繋がり、デザインの完成度にも影響します。

ポイントを意識して、デザイナーと良好な関係を継続してください。

まとめ

デザイン依頼ではやっていけないこと、NGポイントに注意して依頼しましょう。

本記事で紹介したポイントは依頼の際に意識することで、修正の回数を減らすことに繋がり、デザインの完成度にも大きく関係します。

特にNGポイントはデザイナーのモチベーションを低下させることになり、仕事だけでなく、依頼者との関係性にも悪影響を与えるポイントです。

依頼者だけの視点ではなく、デザイナーから見たときにどのような仕事かという視点で考えることが大事です。

そしてデザインが完成したときに、エンドユーザーからどのように見られるかを考えましょう。

デザイナーと良好な関係を維持し、双方が満足できるデザインを追求してください。

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