インフルエンサーとして事務所にスカウトされるために大切なことは?

ビジマサマガジン

SNSを活用している人の中には、インフルエンサーとして事務所にスカウトされたい人もいるのではないでしょうか。

事務所に入れば活動の幅が広がりそうで、魅力がありますよね。しかし、どんな人がスカウトされるのか分からなくて悩んでいる人もいるでしょう。

本記事では、インフルエンサーが事務所にスカウトされる方法を紹介しています。スカウトされやすくなるSNSの活用方法も解説しているので、参考にご覧ください。

「SNS上でのスカウト」とはどういうことか

SNS

SNS上でのスカウトは、街中で声をかけられるスカウトとは異なりますが、それはどういうことでしょうか。

投稿者にDMが直接届く

「スカウト」と言えば、街中を歩いていて声をかけられる場面を想像する人が多いことでしょう。しかし、たくさんの人がSNSを利用するようになった近年、スカウトの方法が変わりつつあります。SNSではTwitterのDM機能のように、投稿者に直接メッセージを届けてスカウトします。「フォロワー数が多い」「顔出しで活動している」このような人は、スカウトのチャンスがあるかもしれません。

特に、InstagramやTwitterなどのSNSは、芸能界へスカウトされる人も多いです。上記の他には、YouTubeで動画を投稿していたら声がかかる事例や、YouTuberとしてテレビ出演の機会を得る事例も出てきました。

スカウトされるためのSNS活用法

スカウトを受けるには、SNSをどのように活用すればいいのでしょうか。相手に自分の魅力を伝えるのが大切ですが、ここで詳細を確認しましょう。

自分の魅力を最大限に伝えること

SNSを活用して、自分の魅力を最大限に伝えましょう。このとき、「自分の魅力を伝えるには、どうしたらいいか?」と掘り下げて考えるのが大切です。1度も会っていない人にスカウトしてもらうには、少なからず工夫が必要になります。個性を感じる文章や投稿をして、自分らしさを出してください。

スカウトマンは、インフルエンサーに対して「自分の事務所が求めている人材に当てはまるかどうか」を確認しています。欲しい人材は事務所によって異なりますが、自分らしさを出せば、どこかの事務所に当てはまる可能性があるのです。

投稿に統一感を出すこと

SNSを活用してスカウトされるには、投稿に統一感を持たせる必要があります。1つのSNSアカウントで、美容の投稿もあればマンガに関する投稿もある状態では、投稿者の強みが分かりません。それよりも、歌の動画やファッションの画像など、統一感がある方が強みをアピールできます。

どんな人ならSNSでスカウトされる?

「スカウトされるのはどんな人か」と知るには、相手の立場に立って考えるのがおすすめです。どんな人をスカウトしたいと思いますか。

周囲とは違った魅力や才能がある人

周囲とは違った魅力や才能がある人は、SNSでスカウトされる可能性があります。ここでは、ご自身がテレビの視聴者側だったときのことを思い出すのがおすすめです。同じような顔で同じようなダンスを踊るアイドルグループばかり出ていて「つまらない」と感じた経験があるのではないでしょうか。

スカウトマンの目を引くためには、動画や写真を通して周囲と違うところを見せる必要があります。周囲と差を付けられる才能があるのなら、SNSでアピールすればスカウトの可能性が高まります。

フォロワーがたくさんいる人

フォロワーが多い人にはすでにたくさんのファンがいるので、有利になります。中でも大事なのは、アクティブなアカウントの数です。ユーザーの中には、フォローしても、SNS自体ほとんど利用しない人もいます。フォロワー数が1000人から10000人規模の人はライトインフルエンサーと呼びますが、それでも全体の上位20%以内です。スカウトを受けるインフルエンサーになるには、フォロワーの数も必要ですが、質も大切になります。

加工した写真を使っていない人

最近は、無料でも高機能なアプリがたくさんあります。高機能なアプリを使って加工した写真ばかり投稿していては、スカウトマンは素顔が見えません。素顔が全く分からない投稿者をスカウトしたいと思う人は、少ないのです。アプリでしっかりと加工した写真ばかり投稿するのは、スカウトのチャンスを自ら減らしているのと同じだと言えるでしょう。

事務所に入るメリット・デメリットとは

インフルエンサーが事務所に入るメリット

  • 企業の案件を受けられる
  • 仕事のサポートをしてもらえる
  • 問題発生時にサポートしてもらえる

個人で受けるのは難しい、企業案件を受けられる可能性が高まります。個人でSNSの活動をしているなら、個人で企業に向けてアプローチしなければなりません。しかし、事務所に所属していると、事務所が企業の提携している案件を紹介してくれます。日程や報酬などの詳細な条件は事務所が交渉するので、企業案件の敷居が低くなるのです。

事務所は、企業案件をもらうために撮影の許可を取ったり交渉をしたりしてくれます。たとえば、動画撮影をする場合、個人で活動していれば投稿者本人が撮影許可を取りに行くでしょう。しかし、この作業を事務所がしてくれるのです。

事務所が対処してくれるのは、普段の仕事を取ってくれることだけではありません。インフルエンサーが問題を起こしたときにも対応します。問題の発生により誹謗中傷をされたときなどは、事務所に相談すればそれなりの対応ができるでしょう。

インフルエンサーが事務所に入るデメリットとは

事務所に所属すると、事務所に対して収入の一部を支払わなければなりません。たとえば、Youtuberも事務所に入っているのなら、収入の一部を事務所に支払っています。「仕事や問題が発生したときのサポートをしてもらう代わりに支払うもの」と考えれば、メリットになるかもしれません。

スカウトを受けるときは、事務所によって決まりがあることに注意してください。SNSによっては規制を強化しており、該当する内容のコンテンツで収入が発生しないようにしています。たとえば、暴力的なコンテンツや大人向けのコンテンツなどです。SNSが規制すると事務所もその流れに合わせるので、思い描いていたコンテンツが作れなくなる可能性があります。

SNSをきっかけに芸能界デビューをした人

SNSをきっかけに芸能界デビューをした有名人を2人紹介します。

景井ひなさん

景井ひなさんは、友達から誘われたTikTokの投稿で、フォロワー数10万人を突破しました。フォロワーが10万人を突破した1年後には、150万人以上に増えて、芸能事務所のスカウトを受けています。現在はタレントにも活躍の幅を広げて、たくさんの人の目に留まるようになりました。

山之内すずさん

地方でサロンモデルをしていた山之内すずさんは、Instagramに写真を投稿した後、モデル事務所にスカウトされました。その後TikTokもはじめており、フォロワーの数が15万人を超えるほど人気が高まったのです。それからは、中高生のカリスマとしてCMやバラエティなどに出演しています。

SNSでスカウトを受けるときの注意点

SNSでスカウトを受けるのは、良い例ばかりではありません。ここでは、スカウト詐欺に遭わないための対策を説明します。

スカウト詐欺に注意しよう

スカウトには夢がある一方で、詐欺に遭う人が多いのも事実です。なるべくスカウト詐欺に遭わないために、対策できることがあります。はじめに、スカウトを受けたらその会社やスカウトマンをできる限り調べつくしてください。逆に、広く知れ渡っていない会社が必ずしも怪しいとも限りません。会社の情報や芸能人の情報を見れば、目安をつけられるでしょう。

また、友人や家族に相談すれば、1人で不安を抱えることが少なくなります。スカウトを受けるのは嬉しいことですから、浮かれていないとも限りません。第三者を間に挟めば、現状を客観的に分析できるでしょう。「こんなことを相談されても困るのではないか」と抱え込まずに、積極的に周囲を巻き込んでください。

即決しないこと

ライバー事務所などにスカウトされたときは、即決しないようにしましょう。即決で事務所を決めてしまうと、その多くがSNSやアプリを辞めてしまいます。たとえば、スカウトを受けた事務所に以下の可能性があります。

  • 報酬が低い
  • サポート体制の質が悪い

即決してしまったために後悔する理由で多いものが、報酬が低いことです。配信者として活動が増えれば、他の配信者とも関わる確率が高まりますが、その過程で報酬の低さに気づくのです。また、スカウトをするときは丁寧なサポート体制だったのに、時間が経過してから粗雑な扱いをする事務所もあります。報酬や契約期間、契約形態などは、納得がいくまでしっかりと確認しましょう。

スカウト詐欺の具体例

スカウト詐欺であるにもかかわらず、公式を名乗ってスカウトを行う事例があります。公式だと信じ込ませてお金を支払わない、悪質な手口です。

「事務所からのスカウトかと思いきや、マルチ商法の勧誘だった」との可能性もあるので注意が必要です。マルチ商法は、会員がどんどん新機会員を勧誘する連鎖で成り立っており「ネズミ講」とも呼ばれています。

還元率やノルマが厳しく、採取を行う事務所もあります。ひどい事務所はかなり条件が悪いところもあり、他のインフルエンサーとの関りでやっと異常さが分かる場合もあるのです。ひどい事務所に当たるのを防ぐためにも、契約の条件を厳しくチェックしてください。

Instagramでフォロワーを増やすには?

インフルエンサーとしてスカウトされたいけれど、SNSでフォロワーが伸び悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは、Instagramを例にフォロワーの増やし方を紹介します。

ハッシュタグの使い方を理解する

投稿した写真にハッシュタグをつければ、Instagramのユーザーがあなたの写真を見つけやすくなります。とはいえ、人気のハッシュタグを確認しても、自分の投稿と合わないときはどうすればいいのでしょうか。

投稿する写真にピッタリのハッシュタグを探して、使えそうなものをリスト化します。投稿1回につき利用できるハッシュタグは30個までなので、他のインフルエンサーや有名人の投稿を参考にするのがいいでしょう。

Instagramの難しいところは、たくさんハッシュタグをつけたからと言って必ずしもユーザーの流入に繋がらないことなのです。投稿者数が100万人以上のハッシュタグを選ぶのではなく、1万人規模のハッシュタグの方が、投稿に合っている場合もあります。いろいろ試してください。

適切にフィルターを使用する

Instagramのユーザーは、特定のフィルターを使う写真を好む傾向にあります。意外にも、投稿にフィルターを使わない人も多いので、内容によっては無理して使う必要はありません。

投稿に一貫性があるとフォロワーを獲得しやすいので、フィルターの使用にも一貫性を持たせるのがコツです。フィルターを使わないのか使うのか、1度決めたらなるべく徹底するのがいいでしょう。

更新する時間をユーザーに合わせる

たくさんの反応を得たいのであれば、投稿のタイミングも大切なポイントです。「どのタイミングでユーザーが1番反応するのか」を確認できるツールなどもあるので、それらを使って分析してみましょう。最も反応が得られる時間帯に投稿すれば、より多くのユーザーが投稿を見る可能性が高いです。

トレンドや記念日に合わせる

フォロワーを増やすには、トレンドや記念日に合わせるのも忘れてはいけません。たとえば、10月25日はパスタの日ですが、由来はご存知ですか。パスタ発祥の地であるイタリアのナポリで「世界パスタ会議」を開催した記念に制定されたのが、10月25日になります。ちょっとした雑学と共におしゃれなパスタの投稿をすると、ユーザーの興味を惹くかもしれません。

まとめ

インフルエンサーとして、事務所にスカウトされる可能性が高くなる方法を紹介しました。本記事のポイントは以下の通りです。

  • SNSでのスカウトはDMが直接届く
  • SNSで自分の魅力を最大限に伝える
  • 投稿内容に統一感を出す
  • 周囲とは違った魅力がある人はスカウトされる可能性がある
  • 事務所にはメリットもあればデメリットもある
  • スカウト詐欺に注意しよう
  • 詐欺の具体例を知ればある程度対策になる
  • Instagramでフォロワーを増やそう

一見多いですが、ポイントを抑えればスカウトを受ける可能性が高まるので、ぜひ明日から取り入れてください。

タイトルとURLをコピーしました